北韓の相次ぐ軍事挑発に対抗するため、アメリカの戦闘機「F-35A」を追加で購入するなどの内容を盛り込んだ事業計画を可決したと、防衛事業庁が13日、明らかにしました。
防衛事業庁によりますと、アメリカ政府が直接、防衛装備品などを販売するFMS=対外有償軍事援助を通して、2028年までにF-35A、20機を追加で購入するということで、費用は3兆7500億ウォンになる見通しです。これにより、韓国軍の F-35Aはおよそ60機に増えることになります。
また、アメリカの長射程艦対空ミサイル、「SM-6」を、2023年から2031年にかけて購入する計画で、事業費として計7700億ウォンが計上されました。SM-6は、最大射程距離が400キロを超える長距離ミサイルで、ミサイルが自らレーダーを照射し目標を追尾する、アクティブレーダーと呼ばれる誘導方式が用いられています。
このほか、アメリカの艦対空ミサイル「SM-2」に代わるミサイルを韓国国内で開発、量産するほか、駆逐艦への搭載や、韓半島西の海、西海(ソへ)の西北島しょに配備するための無人機を研究開発するなどの事業を、長期にわたって推進する方針です。