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国際

海外メディアも韓国の大学入試に注目

Write: 2023-11-16 11:39:18Update: 2023-11-16 11:41:12

海外メディアも韓国の大学入試に注目

Photo : YONHAP News

韓国の大学入学共通テストの当日は、交通規制を始めとする様々な対応が国を挙げて行われますが、この韓国独特の社会現象を海外のメディアも大々的に伝えています。  
 
アメリカのブルームバーグは15日、「韓国、毎年恒例の大学入試による活動停止に備える」と題した記事で、「受験生にとってもっとも重要な試験が行われるため、今週の木曜日は韓国で様々な活動がストップするだろう」と報じました。
 
ブルームバーグは、「受験生たちが試験会場に向かう際の邪魔にならないよう、企業は社員の出勤時間を遅らせ、株式や為替の取引開始時間も1時間遅らせて午前10時からになる。また遅刻しそうな受験生を助けるため、警察が動員される」と伝えました。
 
警察庁は16日、遅刻しそうな受験生を会場まで送ったり、家に忘れてきた受験票を会場に届けたりするなど、入試関連のサポートを214件行ったと発表しています。
 
また、受験生が安全に試験会場に到着できるよう、全国の会場の周辺には合わせて1万人あまりの警察官と、パトカーやバイク2600台あまりが配置されたということです。
 
さらに、英語のリスニングの試験が行われている35分間は、会場周辺の騒音を減らすため、警察が交通規制を行うとともに、緊急の場合を除いて航空機の離着陸が禁じられます。
 
国土交通部によりますと、合わせて94の航空便のダイヤが変更されたということです。
 
また、この35分間は軍事訓練もストップします。
 
ブルームバーグは、「名門大学への進学が大企業への就職につながる韓国では、大学入試はもっとも重要なイベントだ」と説明しました。
 
また、「受験生の家族は、塾や家庭教師などの私教育に巨額の費用を支出している。韓国政府の統計によると、去年の私教育の支出は、前の年に比べて11%増えて199億ドルに上り、これは家計全体の支出の20%以上を占めるものだ」として、学歴を重視する社会での競争の過熱ぶりを紹介しています。

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