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韓国製の化粧品の日本への輸出額が、フランスを抜いて初めて1位になりました。
日本輸入化粧品協会によりますと、去年の韓国化粧品の輸入額は775億円で、フランスを抜いて初めてトップに立ちました。
ことしの上半期も輸入額1位を維持しています。
韓国のコスメブランド「ラカ」を展開するラカコスメティクスは、ことし1月から9月の売上高125億ウォンのうち、海外での売り上げが70%以上に達していますが、そのほとんどを日本が占めています。
スキンケアブランド「魔女工場」も、ことし1月から9月の日本での売上高が234億ウォンを記録し、海外の売り上げの60%近くを占めました。
業界関係者によりますと、日本でのK-POPの人気に加え、1980年代以降に生まれた世代がコストパフォーマンスの高さを重視する傾向に後押しされ、韓国の比較的低価格の化粧品ブランドが人気を集めているということです。
ただ、収益性の向上に向け、購買力の高い団塊の世代をターゲットにした戦略が必要だとする指摘もあります。
韓国の化粧品大手、アモーレパシフィックやLG生活健康なども、新しい商品を日本市場に投入するなど、日本での展開を拡大させています。