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経済

米FRBの金利据え置き 韓国銀行の判断に注目

Write: 2023-12-14 15:35:39Update: 2023-12-14 15:37:25

米FRBの金利据え置き 韓国銀行の判断に注目

Photo : YONHAP News

アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が再度、政策金利を据え置いたことを受け、今後、韓国銀行がどう動くかに関心が集まっています。  
 
FRBは、現地時間の13日、金融政策を決める会合を開き、政策金利の据え置きを決定しました。
 
政策金利は現在の5.25%から5.5%の幅で維持されます。

FRBは、インフレ対策として、去年の3月からことし5月まで、10回連続で政策金利を引き上げましたが、その後は、インフレが落ち着く傾向にあるとして、3回連続で政策金利を据え置いています。
 
FRBのパウエル議長は、政策金利について、「ほぼピークに達していると考えている」と述べ、今後、金利を引き下げる検討が始まっていることを示唆しました。
 
これを受けて、韓国銀行も、政策金利を引き下げるタイミングについて本格的に議論することになりそうです。
 
アメリカとの金利差が広がると、韓国の金融市場から資金が流出するという懸念があり、これまで韓国銀行は、利上げの圧力を感じながらも、国内の景気回復の足取りがおぼつかず、金融市場にも依然として不安定さが残るなか、利上げに踏み切ることもできないというジレンマから、金利を据え置いてきました。
 
ただ、仮にアメリカが利下げに転じたとしても、韓国がすぐに利下げに踏み切るのは難しいとみられています。
 
今後、家計の負債が大幅に増え、原油価格の上昇などで物価が急激に上昇する場合、再度、利上げを検討しなければならなくなるためです。
 
専門家の間では、韓国銀行は、FRBが実際に利下げを行ったあと、来年4月から6月の間に政策金利の引き下げに踏み切る可能性があるという見方が優勢となっています。

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