イギリスの経済誌「エコノミスト」がOECD=経済協力開発機構に加盟する国の経済について行った分析で、韓国はギリシャに次いで2番目に高い評価を受けました。
「エコノミスト」は、OECDに加盟する38か国のうち、35か国について、去年10月からことし9月までの経済状況を総合的に評価し、現地時間の18日に結果を発表しました。
判断材料として、生鮮食品やエネルギーを除いた物価指数やその上昇率、GDP=国内総生産の伸び率、雇用者数の増加率、株価の収益率などが使われています。
エコノミストによりますと、1位は2年連続でギリシャでした。
10年ほど前に国家破綻の危機に立たされたことのあるギリシャは、物価指数が3.4%、株価収益率が43.8%などと、ここ数年、右肩上がりの成長を続けています。
韓国は、物価指数3.2%、株価収益率7.2%などと、2番目に高い評価を受けました。
韓国のGDPの伸び率は1.6%と、ほかに比べて高くありませんが、物価上昇率をギリシャより低く抑えたことが評価されました。
エコノミストは、「韓国と日本は物価の上昇を抑えた。韓国は先行して利上げに踏み切り、よい結果を出した」と説明しました。
今回のランキングの3位はアメリカで、日本は13位タイでした