ロシアを訪れている北韓の崔善姫(チェ・ソニ)外相は、プーチン大統領と会談しました。会談の詳細は明らかにされていませんが、プーチン大統領の北韓訪問についても話し合われたものとみられます。
ロシアを公式訪問している北韓の崔外相は16日、モスクワのクレムリンでプーチン大統領と会談しました。
会談の詳細は明らかにされていませんが、ロシアのメディアが公開した映像には、会談を前に2人がカメラの前で握手し、短く言葉を交わす様子が映っています。
崔外相は、大統領との会談に先立ってラブロフ外相と会談を行い、その冒頭で、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が去年9月の首脳会談の際に、プーチン大統領に都合のいい時期に訪朝するよう要請したことに触れています。
ロシアの大統領府によりますと、外相会談の内容は大統領に報告されたということで、崔外相とプーチン大統領との会談でも、大統領の訪朝の日程について議論されたものとみられます。
プーチン大統領が北韓を訪問すれば、2000年7月以来、およそ24年ぶりとなります。
外相会談ではまた、去年9月の首脳会談で合意された内容の履行状況や、韓半島情勢などが議題にのぼりました。
また、北韓とロシアの間での武器取引が取り上げられた可能性も指摘されています。
崔外相は、17日に北韓に戻る予定です。