韓国の鉄鋼大手、ポスコが、国内の鉄鋼業界では初めて、隔週で週休3日制を導入しました。
ポスコは、事務職を対象に、週休3日制を22日から実施すると21日に発表しました。
2週間の労働時間の合計が80時間を満たせば、2週目の金曜日が休みとなります。
鉄鋼業界での週休3日制の実施は、ポスコが初めてです。
IT業界では、SKテレコムやカカオゲームなどが、数年前から実施するなど、週休3日制の導入が進んでいますが、製造業では、生産への影響を抑えるためには、都度、代わりとなる人材を見つけなければならないなど、人材管理が導入のネックになっています。
今回、実施を発表したポスコも、対象を事務職に限定していて、製造業ですでに制度を実施しているサムスン電子やSKハイニックスも、事務職のみが対象となっています。
一方で、製造業でも、ロボットやAI=人工知能の活用により、生産性が向上していて、働き方の変革を進める必要があると指摘する声があがっています。