去年、韓半島とその周辺の海域で発生したマグニチュード2.0以上の地震の回数が、おととしのおよそ1.5倍だったことがわかりました。
気象庁が19日、まとめたところによりますと、去年、韓半島とその周辺で発生したマグニチュード2.0以上の地震は、合わせて106回でした。
おととしの77回と比べると、およそ1.5倍に増えています。
気象庁は、去年は、韓半島東の海、東海(トンヘ)で地震が相次だと説明しています。
去年、最も規模が大きかった地震は、5月15日に東海で発生したマグニチュード4.5の地震でした。
この地震の震源地は陸地から50キロ離れた場所でしたが、沿岸の江原道(カンウォンド)や慶尚北道(キョンサンブクト)だけでなく、内陸の忠清北道(チュンチョンブクト)でも揺れを感じました。
当時、前震と余震を含め、63回の地震が発生しました。
国内で地震の観測が始まった1978年以降、地震の発生回数は全体として増加傾向にありましたが、その増え方は2015年までは緩やかなものでした。
2016年に、慶州(キョンジュ)でマグニチュード5.8を記録する国内最大規模の地震が起き、翌年に浦項(ポハン)でマグニチュード5.4の地震が発生した影響で、余震を含めた地震の発生回数が急増しました。
その後、地震は一旦減りましたが、2021年以降、再度、増加傾向を示しているということです。