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韓半島

政府 無国籍船を拿捕 北韓の物資をロシアに運搬か

Write: 2024-04-04 10:32:38Update: 2024-04-04 14:11:41

政府 無国籍船を拿捕 北韓の物資をロシアに運搬か

Photo : YONHAP News

韓国の海域を通ってロシアに向かっていた無国籍の貨物船を、韓国当局が拿捕(だほ)し、現在調査を行っていることがわかりました。貨物船は、北韓による石炭などの物資の輸出を禁止した国連安全保障理事会による決議に違反した疑いがあるということです。 
 
韓国当局は、先月30日に、南西部の全羅南道(チョルラナムド)麗水(ヨス)の沖合で、北韓に対する制裁決議に違反した疑いのある3000トン級の貨物船を拿捕しました。
 
船舶は、無国籍で、停船命令に応じなかったため、海洋警察が船内に入り、釜山(プサン)の港に移動させたということです。
 
船には、中国人の船長と、中国人やインドネシア人の船員13人が乗っていました。
 
この貨物船による安保理決議違反の具体的な内容については明らかになっていませんが、アメリカの要請を受け、拿捕したということです。
 
貨物船は、北韓の南浦(ナンポ)港に立ち寄ったあと、中国山東省にある港に寄港し、韓半島を回って、ロシアのウラジオストクに向かっていました。
 
船長は、中国で無鉛炭を積んでロシアに向かっていると主張していますが、アメリカと韓国当局は、この船が北韓からの物資をロシアに輸送しているとみて、捜査を行っているものとみられます。
 
2017年に採択された安保理の「制裁決議2397」は、決議で禁止されている行為に関与した疑いのある船舶を、国連加盟国が自国の領海上で拿捕、検査、抑留することができると定めています。

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