ロシアが軍事侵攻を続けるウクライナの復興に向け、G7=主要7か国が中心となって去年1月に立ち上げた協議体の会議が、ウクライナのキーウで現地時間の10日に開かれ、韓国は、初めて対面で出席しました。
この協議体は、「復興ドナー調整プラットフォーム」と名付けられ、ウクライナの復興に向けた資金援助について協議するため、G7が主導して去年1月に発足させた枠組みで、G7の加盟国だけでなく、EU=ヨーロッパ連合のヨーロッパ委員会、世界銀行、IMF=国際通貨基金などが参加しています。
このプラットフォームの運営委員会の会合が現地時間の10日、ウクライナのキーウで開かれ、韓国からは外交部でウクライナ復興支援の政府代表を務めるカン・ソッキ氏が出席しました。
韓国はこのプラットフォームにことし2月に加盟していて、運営委員会に対面で出席するのは、今回が初めてです。
外交部によりますと、カン代表は会合で、インフラ整備、保健医療、教育など、韓国が強みを持つ多様な分野で、ウクライナの中長期的な復興を支援すると表明したということです。
韓国は、ウクライナに対して、ことしは3億ドル、来年以降は、中長期的に合計20億ドルを支援することにしています。