次期大統領に選ばれた最大野党「国民の力」の尹錫悦（ユン・ソンニョル）氏は13日、尹氏と候補を一本化した中道系野党「国民の党」の安哲秀（アン・チョルス）代表を大統領職引き継ぎ委員会の委員長に任命しました。
また、副委員長には「国民の力」の権寧世（クォン・ヨンセ）議員を、企画委員長には選対政策本部長の元喜龍（ウォン・ヒリョン）前済州道知事を起用したほか、７つの分科会に24人の委員を任命しました。
さらに、国民統合委員会とコロナ非常対応特別委員会、地域均衡発展特別委員会を設置すると明らかにしました。
国民統合委員会について、尹氏は「有能な国政運営を通じて地域と階層、世代を網羅する真の国民統合を成し遂げる」と説明し、コロナ非常対応特別委員会に関しては、「零細な小規模事業者に対する迅速な損失補償と防疫・医療問題などを総合的に扱う」と説明しました。
地域均衡発展特別委員会については、「国民はどの地域に住むかに関係なく、公正な待遇を受ける権利がある」としたうえで、「国民がどこに住んでいても機会における不平等を受けないようにする」と強調しました。
コロナ非常対応特別委員会は安代表が委員長を兼任し、残りの人選については後日発表するということです。
一方、国民の党の安代表側は13日、尹氏が大統領引き継ぎ委員長に安代表を任命したことについて、「共同政府に向けた尹氏と安代表による約束と信頼の初めて成果として評価する」と明らかにしました。
安代表は14日、国会で記者懇談会を開き、引き継ぎ委員長に任命された感想と、今後の運営方向について発表する予定です。