次期大統領に当選した尹錫悦（ユン・ソンニョル）氏は14日、イギリスのジョンソン首相と電話会談し、北韓の非核化に向けた協力の必要性で一致しました。
尹錫悦氏側の報道官によりますと、尹錫悦氏はジョンソン首相と14日午後５時30分から15分間、電話会談し、両国関係の発展方策を議論しました。
双方は、北韓の相次ぐミサイル発射により韓半島の緊張が高まっているなか、北韓の非核化のためにアメリカや国連安保理との協力の必要性で一致したほか、ロシアのウクライナ侵攻は韓国とイギリスが共有する価値に対する脅威であり、世界の自由と民主主義に対する攻撃であるという点でも一致したということです。
尹錫悦氏はまた、去年６月、ジョンソン首相が提案した、両国の協力分野を拡大する「韓英2国間フレームワーク」を積極的に検討し、両国の協力分野をバッテリーや希少鉱物、温室効果ガスの削減、カーボンニュートラルなどの分野に拡大する意向を示しました。
そのほか、ジョンソン首相が尹錫悦氏の当選を祝ったのに対して、尹錫悦氏はエリザベス女王の即位70周年への祝意を伝え、「韓国戦争に参戦し、韓国を守った中核的友邦国であるイギリスと緊密にコミュニケーションをとり、就任後、両国関係を発展させていきたい」と述べたということです。