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社会

梨泰院の転倒事故 警察庁長への報告は2時間後

Write: 2022-11-03 15:22:18Update: 2022-11-03 17:10:26

梨泰院の転倒事故 警察庁長への報告は2時間後

Photo : YONHAP News

梨泰院の転倒事故 警察庁長への報告は事故から2時間後
 
梨泰院の転倒事故について、警察トップの警察庁長が発生からおよそ2時間後に事故について知ったことや、担当部署の行政安全部長官が事故に気付いたのが尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領より後だったことがわかり、早期の対応に失敗したと批判する声が高まっています。 
 
尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長は、梨泰院の転倒事故が発生した先月29日午後10時15分から1時間59分が経った翌30日午前0時14分になって、事故の発生を認知したことがわかりました。
 
この時点ではすでにメディアで梨泰院で数十人が心肺停止の状態となっていると報じられていました。
 
尹庁長は、事故発生から4時間15分が経った30日午前2時30分になって、警察庁に出勤し、幹部会議を開いたということです。この時点では死者が59人だという消防当局の集計が出ていました。
 
一方、災害への対応を主に担当する行政安全部の李祥敏(イ・サンミン)長官も、事故発生を当日の午後11時19分に知ったことがわかりました。
 
これは尹大統領が事故発生を知った時刻の18分後です。
 
行政安全部長官が大統領より遅れて事故発生を知った理由について、警察への通報が行政安全部に報告されるシステムが整っていないうえ、消防署への通報にもとづいて、消防庁が大統領室と行政安全部に同時に報告したものの、行政安全部内で報告の手続きが遅れたためと説明しています。
 
国レベルの災害状況を事故から1時間が過ぎても認知できず、早期の対応に失敗したという指摘と、責任を問う声が高まっています。
 
最大野党「共に民主党」の朴洪根(パク・ホングン)院内代表は3日、国会で開かれた共に民主党の政策調整会議で、この事故の真相解明と責任者の処罰のための国政調査要求書を今週中にも与野党の合意のもと提出する方針を明らかにしました。
 
一方、中央災害安全対策本部が3日、発表したところによりますと、梨泰院の転倒事故での死者156人のうち、128人について、葬儀や本国送還の手続きを終えたということです。
 
128人のうち、韓国人は121人で、外国人は7人だということです。

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