中国政府は、韓国が中国からの渡航者に対して行ってきた入国後のPCR検査を3月1日から廃止することを決めたことを受けて、韓国からの渡航者に対する入国後のPCR検査義務の解除を検討する方針です。
中国外務省の報道官は22日、韓国が中国からの渡航者に対する水際対策を緩和すること決めたことについて、「中国に対する差別的な制限措置は、できるだけ早く撤廃すべきだ」としたうえで、中国政府も適時に相応措置をとることを検討すると語りました。
韓国の中央災害安全対策本部は22日、中国からの渡航者の陽性率が2月の第3週の時点で0.6%に下がったことを受けて、3月1日から入国後の検査義務を終了すると明らかにしました。
また、現在、中国発の航空便は仁川国際空港にのみ到着するように義務づけている制限も3月から終了することにしました。
ただ、入国前のPCR検査を義務づける措置は3月10日まで延長するということです。