新型コロナウイルス感染症の世界的大流行を経て、子ども向けの各種ワクチンの安全性を信頼する度合いが全般的に大きく下がり、下がった度合いは、韓国がもっとも大きかったことがわかりました。
ユニセフ=国連児童基金が現地時間の19日、発表した報告書「世界子供白書2023 すべての子どもに予防接種を」によりますと、調査対象の55か国のうち52か国で、「ワクチンは子どもにとって大切」と考える人々の割合が、新型コロナが世界的に広がる前と広がった後とで大きく下がったということです。
なかでも韓国は、コロナ前に92%だったものがコロナ後に48%と、およそ44ポイント下がり、下落の幅がもっとも大きくなっていました。
2位から4位は、パプアニューギニア、ガーナ、セネガルと、アフリカの最貧国が占め、続いて30ポイント以上下がった日本が5位となりました。
これに対して、ワクチンへの信頼度が上がった国は、10ポイント近く上昇した中国のほか、インドとメキシコでした。