疾病管理庁は、新型コロナウイルスの感染症の等級を2級から4級に引き下げ、感染予防対策をさらに緩和することについて、市民や関連団体からの意見を集約するため、改正案を公開しました。
この改正は、新型コロナの感染予防対策を段階的に引き下げるロードマップの第2段階にあたります。
来月3日まで意見集約を行ったあと、問題が無ければ、来月中旬までに改正案が施行され、新型コロナをインフルエンザと同じ水準で管理し、周期的な流行であるエンデミックとして受け入れていくことになります。
このところ、新型コロナの1日の感染者数が半年ぶりの高い水準になっていることから、疾病管理庁は第2段階への移行について慎重に検討する方針を明らかにしていました。
新型コロナが4級になれば、一部の大型病院や療養施設などで維持されているマスクの着用義務も解除されるほか、検査費と治療費のほとんども自己負担となります。
感染者に対する「5日間の隔離勧告」など隔離関連の措置は、従来のまま維持されます。
防疫当局によりますと、ロードマップの最終段階となる第3段階は、来年4月に施行される見通しだということです。