増加傾向にあった新型コロナウイルスの新たな感染者数が、7週間ぶりに減少に転じました。
中央防疫対策本部が明らかにしたところによりますと、14日までの1週間の新たな感染者数は1日平均4万9018人で、前の週に比べて2.7%減りました。
新たな感染者数が減少に転じたのは、6月第5週以来、7週間ぶりです。
ただ、新型コロナの流行が長期化したことで、重症患者や死者の数が大きく増えました。
14日までの1週間の重症患者数は1日あたり平均220人で、前の週に比べて18.9%増えました。14日までの1週間の死者の数も1日あたり平均146人で、前の週に比べて49%増えました。
一方、疾病管理庁は、新型コロナの感染症等級を現在の2級からインフルエンザと同じ4級に引き下げる計画について、感染状況を見守ったうえで1週後に発表する方針を明らかにしました。
疾病管理庁は当初、新型コロナの感染症等級の引き下げを9日に発表する予定でしたが、感染者の増加を受け、発表を暫定的に延期していました。