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尹大統領 国連総会の演説で朝ロの軍事協力を批判

Write: 2023-09-21 09:03:46

Thumbnail : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は国連総会で演説し、北韓とロシアの軍事協力の動きを批判しました。  
 
尹大統領は現地時間の20日、アメリカのニューヨークで開かれた国連総会で一般討論演説を行いました。
 
尹大統領は演説で、「北韓とロシアの軍事取引は、ウクライナだけでなく、韓国の安全保障と平和を直接狙った挑発だ。韓国と同盟国は、これを見過ごさない」と強調しました。
 
また、「北韓の核とミサイルの開発は、韓国の平和に対する直接的で実存的な脅威であり、インド太平洋地域と世界全体の平和に対する重大な挑戦だ」と述べました。
 
去年の演説では、北韓について言及すらしませんでしたが、今回は北韓を名指しで非難しました。
 
さらに、ロシアに対しては、「世界平和の最終的な守護者であるべき国連安保理の常任理事国が、武力侵攻による戦争を起こし、北韓との軍事協力を行っているのは、矛盾している」と批判しました。
 
一方、安保理の改革の必要性については、アメリカと歩調を合わせ、「安保理の改革が必要だという声が幅広く支持を受けている」と述べました。
 
常任理事国である中国とロシアの反対により、北韓に対する追加の制裁を行うことができず、ロシアにウクライナへの侵攻の責任を問うことができていない現状について指摘したものとみられます。
 
バイデン大統領は前日、国連総会で演説し、「アメリカは国連安保理の常任理事国および非常任理事国の拡大を支持する」と述べています。
 
岸田総理大臣も同じ日に国連総会で演説し、国連改革の実現を目指す決意を強調しています。
 
尹大統領はまた、「国によって軍事力の大きさは異なるが、われわれが固く連帯し、力を合わせ、原則にもとづいて一貫した行動を取れば、どんな不法な挑発も遮断できる」と述べ、国際社会による共同の対応を呼びかけました。
 
また、韓国が来年と再来年、安保理の非常任理事国を努めることに言及し、「国連加盟国と緊密に協力し、世界の平和を実現させるうえで、責任ある役割を果たしていく」と述べました。
 
一方、安保理でロシアとともに北韓への制裁に反対している中国の責任には言及しませんでした。
 
中国との関係を改善したい考えを明確にしたものとみられます。
 
尹大統領はまた、開発、気候変動、デジタルの3つの分野における国際的な格差の解消に向けてODA=政府開発援助を大幅に拡大するなど、韓国が積極的に貢献する方針を示しました。
 
さらに、尹大統領は2030年の万博の釜山誘致に向けた支持も呼びかけました。
 
尹大統領は、「ユーラシア大陸と太平洋をつなぐ釜山で万博を開くことで、世界の市民が危機をともに克服し、自由を拡大させていく連帯のプラットフォームを提供する」と強調しました。

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