アメリカの経済誌「フォーブス」が発表した「世界最高の雇用主」ランキングで、サムスン電子が4年連続で1位に選ばれました。 
 
フォーブスは、ドイツの市場調査会社「スタティスタ」と共同で、韓国をはじめ、アメリカ、イギリス、ドイツ、中国、インド、ベトナムなど57か国のおよそ4000社で働くあわせて17万人以上の役員・従業員を対象にアンケート調査を行い、上位700社の順位を発表しました。 
 
調査では、所属する会社の社会的責任や業績、勤務環境などのほか、競合他社に対する評価も行います。回答は匿名で行われます。
  
サムスン電子は5年前の2018年には76位、2019年は106位でしたが、2020年から4年連続で1位を維持しています。

2020年は、コロナ禍のなか、リモートワークを積極的に導入したIT企業の順位の上昇が目立ちました。なかでも、サムスン電子は、従業員の安全と健康を最優先する姿勢を取ったことや、製品の生産や販売への支障を抑えるための対策を強化し、業績として成果をあげたことが、評価につながりました。

ことしの2位はアメリカのマイクロソフト、3位はグーグルの親会社アルファベット、4位はアップルでした。

上位20社のうち、アジアの企業はサムスン電子だけです。

全700社でみると、韓国の企業は、サムスン電子を含め23社が選ばれ、去年の16社を上回りました。

KB金融グループが48位、起亜（キア）自動車が109位、SKグループが114位などとなっています。