韓国では、新型コロナウイルスの１日の感染者が再び2000人を上回りました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は19日までに、新たに2152人が確認され、累計で23万808人になりました。
新たな感染者2152人のうち、国内での感染は2114人で、残りの38人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル570人、京畿道（キョンギド）641人、仁川（インチョン）153人、釜山（プサン）136人、慶尚南道（キョンサンナムド）107人でした。
また、１回目のワクチン接種を終えた人は人口の47.3％にあたる2430万人、２回目の接種まで終えた人は21.1％にあたる1081万人になりました。
独立記念日「光復節」の連休期間中の大規模な移動による感染拡大が懸念されていましたが、先週の首都圏の移動量は前の週より4.1％増加したということです。
一方、300人台を維持している重症患者は、高齢者よりもワクチン接種率の低い50代の患者の割り合いが高くなっています。
重症患者向けの病床の稼働率は全国基準で65％ですが、大田（テジョン）など地方の一部では病床不足が深刻化しています。
政府は、行政命令を出して、病床が500床以上の総合病院のうち、重症疾患の患者に難易度が高い医療行為を専門的に行う医療機関の「上級総合病院」に171の病床を確保する予定です。