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大韓航空 アシアナ航空を買収へ

Write: 2020-11-16 15:03:59

Thumbnail : YONHAP News

韓国の航空最大手・大韓航空が業界2位のアシアナ航空を買収することになりました。 
政府は16日午前、関係閣僚会議を開き、大韓航空によるアシアナ航空の買収を承認しました。
アシアナ航空の経営再建を推進してきた政府系の韓国産業銀行が、大韓航空を傘下に置く韓進(ハンジン)グループの持ち株会社、韓進KALとともに合わせて8000億ウォンを出し合い、この資金で韓進KALが、錦湖(クムホ)産業のアシアナ航空の持ち株30.77%を買い入れる方式です。
大韓航空はこのため、合わせて1兆8000億ウォンを投じる計画で、これによって大韓航空はアシアナ航空の筆頭株主になると同時に、流動性の問題も解決します。
産業銀行は背景について、「世界的な航空産業の競争激化や新型コロナの長期化で、航空業界の再編など抜本的な努力がない限り、新型コロナが終息したあとも韓国の航空会社の経営正常化は図れないという認識があった。この20年間、航空会社の吸収合併が活発に行われ、アメリカ、中国、日本など人口1億人以上の国と韓国を除いては、ほとんどの国でその国を代表する航空会社1社体制に再編された」と説明しています。
2社の買収合併が実現すれば、韓進グループの資産は40兆ウォンに上り、世界の航空会社として上位10社にランクされるほか、両社の運輸量は単純合算で世界7位になります。
航空機数は大韓航空が173機、アシアナ航空が86機で、合わせて259機になります。
産業銀行は、この2社の統合に伴い、子会社のジンエアーやエア釜山などLCC=格安航空会社3社の統合も段階的に進め、地方の空港を結ぶ路線の拡大など地域経済の活性化を図りたい考えです。

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