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米政府 艦対空迎撃ミサイルの韓国向け販売を承認

Write: 2023-11-15 11:07:25

Thumbnail : YONHAP News

北韓が核とミサイルの開発を続けるなか、アメリカ政府は、戦艦から発射して戦闘機やミサイルを迎撃するミサイルを軍事援助の形で韓国に販売することを承認しました。 

アメリカ国防総省は現地時間の14日、韓国政府が要請した6億5000万ドル規模の艦対空迎撃ミサイルの販売を承認したと明らかにしました。
 
販売に向けて必要となる議会の承認も、問題なく行われるものとみられています。

韓国の防衛産業庁は、ことし3月、イージス駆逐艦に搭載するスタンダード6、略して「SM-6」と呼ばれるミサイルの調達を決めていて、韓国政府は、最大38基の「SM-6」の購入をアメリカに要請していました。
 
「SM-6」は射程距離が400キロを超え、搭載されたレーダーで目標を追跡できるため、韓国政府は「SM-6」を保有することで、北韓の巡航ミサイルや弾道ミサイルなどに対する対応能力を強化したい考えです。
 
アメリカの国防安保協力局は、今回の「SM-6」の販売について、インド太平洋地域の政治的な安定や経済発展を促す主要同盟国の安全保障を改善し、アメリカの外交政策目標と安全保障上の目的を後押しするものだと説明しています。

今回の販売は、一般的な武器輸出ではなく、対外有償軍事援助の形で行われる予定です。

この方式は、アメリカ政府が、経済的な利益を目的とした販売ではなく、自国の安全保障政策の一環として、武器輸出管理法等に基づき、外国または国際機関に対し防衛装備品などを有償で提供する仕組みです。
 
調達が制限されている軍事機密性の高い装備品やアメリカしか製造ができない最新鋭の装備品を取り引きできるというメリットがある一方で、販売価格がアメリカ側の「言い値」になりやすいという指摘もあります。
 
アメリカは去年、日本に対しても同じく対外有償軍事援助の形で「SM-6」の販売を承認しています。

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