北韓の朝鮮中央通信は19日、金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長が、軍事偵察衛星の1号機を計画の期日までに打ち上げるよう指示したと報じました。 
 
金委員長は18日、完成した軍事偵察衛星を計画された期日までに打ち上げられるよう、衛星発射準備委員会を立ち上げ、最終準備を急ぐよう、国家宇宙開発局に指示したということです。
 
ただ、発射の日程については、公開しませんでした。
 
北韓メディアは、「金委員長が今後も連続して数機の偵察衛星を多角的に配置し、衛星による情報収集能力を高めるよう求めた」と報じ、軍事偵察衛星の打ち上げが複数回行われることを示唆しました。
 
これに先立ち、北韓は去年12月に、北西部・東倉里（トンチャンリ）にある「西海（ソヘ）衛星発射場」で、偵察衛星の開発に向けた最終段階の重要な試験を行ったとしたうえで、ことし4月までに軍事偵察衛星1号機の打ち上げ準備を終わらせると発表しています。