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韓国の初の軍事偵察衛星 打ち上げに成功

Write: 2023-12-02 07:07:09

Thumbnail : YONHAP News

韓国が独自に運用するのものとしては初となる軍事偵察衛星が、アメリカ西部のカリフォルニア州から打ち上げられ、正常に軌道に入ったあと、地上との交信に成功しました。

韓国軍の軍事偵察衛星第1号機は、韓国時間の2日午前3時19分に、カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられました。

打ち上げには、アメリカの宇宙企業、スペースXのロケット「ファルコン9」が使われました。 

国防部によりますと、衛星はロケットから分離された後、午前3時33分に目標の軌道に正常に投入され、4時37分に地上との交信に成功しました。

この偵察衛星は、核とミサイルの開発を進める北韓を監視することが主な目的で、衛星には、韓国の国防科学研究所が開発に参加した高性能の電子光学カメラと赤外線カメラが搭載されています。 

この衛星は地上にある30センチのものを識別できるほどの性能を持ち、軍の関係者は、「今回、打ち上げに成功したことで、北韓の挑発の兆しを早めに探知し、戦略的に対応できるようになる」と述べています。

この衛星は、これから4か月から6か月の間、試験運用を行い、来年上半期にも実用化される見通しです。

国防部は、今回、打ち上げた1号機のほかにも、高性能のレーダーを搭載した衛星4基を2025年までに打ち上げ、5基の衛星による偵察システムを構築する計画です。

*2023年12月4日修正*

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