地球の温暖化現象が進むにつれて、韓半島の気候にも変化が見えており、今年8月から今月12日までの43日間にソウルでは32日も雨が観測されました。
気象庁のまとめによりますと、8月1日から9月12日までの43日間にソウルで雨が観測されたのは合計32日間と、1908年観測以来最も多く、この期間中の雨量は951.7ミリで、1998年(1318.6ミリ)と、1972年(968ミリ)に次いで3番目に多くなっています。
それに地域別の雨量の差が大きく、ソウルや京畿道(キョンギド)、江原道(カンウォンド)北部、済州(チェジュ)島を中心に1000ミリ前後の雨量が観測されたのに対して、江原道を中心とする東海岸では平年より300-600ミリも少ない雨量となりました。
一方、気温の上昇も目立ち、全国の平均気温は観測を取り始めた1973年以来2番目、最高気温は一番高くなりました。
また今年1月から8月までの日照時間は1290時間で平年より196時間も少なくなりました。
気象庁では「8月以降、日本列島を中心に強い北太平洋高気圧が停滞している中、韓国の西側からは高温多湿の気流が流入したうえに、モンゴル付近では早くも冷たい大陸性高気圧が発達して、その気圧の谷が韓半島周辺に作られた。それに台風3つも影響を与えて、集中豪雨が観測された」と説明しています。