メニューへ 本文へ
Go Top

社会

セウォル号事故調査委員会「監視カメラ映像のねつ造の証拠抑えた」

Write: 2020-09-22 14:10:43Update: 2020-09-22 14:53:17

セウォル号事故調査委員会「監視カメラ映像のねつ造の証拠抑えた」

Photo : KBS News

2014年4月16日に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故の特別調査委員会は、裁判所に提出された船内の監視カメラの映像がねつ造されていたという証拠を押さえたとして特別検察官による捜査を求めました。 
特別調査委員会は22日、記者会見を行い、「セウォル号船内の監視カメラの映像がねつ造されたという疑惑を調査し、回収する過程でのねつ造の証拠を押さえた」として、国会に特別検察官の任命を要請する方針を明らかにしました。  
また委員会は、「1期目の特別調査委員会も監視カメラの映像がねつ造された可能性があることを複数の証言で確認していたが、復元されたデータの分析調査を終えられずに強制的に解散された」と指摘しました。
特別調査委員会は去年も、「事故当時に海軍が回収したセウォル号の監視カメラの録画装置と、その後に海洋警察が検察に提出したものは、別のものであることが確認された」として、ねつ造疑惑を提示しています。
今回の特別検察官の要請は、去年11月に発足し、尹錫悦(ユン・ソギョル)検察総長が直接指揮する「セウォル号惨事特別捜査団」の捜査が遅々として進まないことに対する批判としても受け止められています。
韓国南西部の全羅南道(チョンラナムド)・珍島(チンド)沖で2014年に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故では、修学旅行中の高校生など死者・行方不明者304人が犠牲となりました。
政府のずさんな対応で犠牲者が増えたとする批判を受けて、当時の政権が、組織的に事故を隠ぺいしようとしたとされ、2015年にセウォル号特別調査委員会が発足しましたが、当時の政権と与党の反発で2016年6月に活動が終了し、2期目が発足しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >