去年、アメリカで最も権威のある文学賞の１つ、全米図書賞を受賞した韓国系アメリカ人の詩人、チェ・ドンミ氏は、「天才賞」とも呼ばれる「マッカーサー・フェローシップ」に選ばれました。
マッカーサー基金のホームページによりますと、チェ氏はアメリカ合衆国の国民か居住者で、分野を問わず「人並み外れた独創性、創造性探究への献身、顕著な自己実現能力」を発揮する人物を対象にした奨学金制度マッカーサー・フェローシップの24人に選ばれました。
マッカーサー基金は、毎年20人から30人のマッカーサー・フェローシップを選び、５年間にわたって62万5000ドルの賞金を支払っています。
韓国系アメリカ人でマッカーサー・フェローシップに選ばれたのは、キム・ヨン元世界銀行総裁に次いで２人目です。
ソウル出身のチェ氏は、現在シアトルに住みながら、詩を書いたり韓国の女性詩人が書いた詩を翻訳して世界に発信しています。
DMZ＝非武装地帯を題材とした詩集「DMZコロニー」で去年、詩集部門で全米図書賞を受賞したほか、2019年には詩人、金惠順（キム・ヘスン）の「死の自叙伝」を英語に翻訳し、グリフィン詩文学賞を国際部門で受賞しました。
また、最近、「グッゲンハイム・フェローシップ」にも選ばれました。