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北韓に戻った脱北者は3年前に脱北した20代の男 合同参謀本部

Write: 2020-07-27 15:23:16

Thumbnail : YONHAP News

北韓メディアで韓国から軍事境界線を越えて北韓に戻った脱北者と報じられた人は、3年前に脱北した20代の男性であることがわかりました。 
合同参謀本部が27日、明らかにしたところによりますと、軍事境界線を越えて北韓に戻ったことが分かった人は、3年前の2017年に単身で北韓を逃れ、脱北した24歳の男で、京畿道(キョンギド)金浦(キムポ)に住んでいましたが、今月19日に仁川(インチョン)市江華島(カンファド)の鉄条網の下の排水路を通じて、泳いで北韓に渡ったと推定されるということです。
この男は北韓に戻る前に、自分が3年前に北韓を逃れたとき、泳いで韓国に到着した仁川市喬桐島(キョドンド)付近を下見していたことがわかりました。
喬桐島から北韓の海岸まではおよそ2.5キロ、江華島からはおよそ1キロ離れています。
北韓メディアは26日午前、新型コロナウイルスに感染した疑いのある脱北者が開城(ケソン)に戻ってきたため、開城市を完全封鎖し、特級警報を出したと報じています。
この脱北者が新型コロナウイルスに感染している疑いがあるとして、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は労働党政治局非常拡大会議を緊急で開き、非常防疫体系を最高レベルに引き上げたということです。
一方、脱北者が北韓に戻ってきたと北韓が報じる8日前から、この男の知人らは、この男が北韓に渡ったことを知っていて、韓国警察もこの男が越境した日の前日の今月18日に、「越境を準備中だ」という情報を入手していましたが、警察は2日後の20日になって出国禁止措置を出し、21日に逮捕令状を申請していたことがわかりました。
韓国軍も北韓メディアの報道が出るまで、越境したことすらわかっていなかったため、ずさんな警戒態勢が指摘されそうです。

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