2007年3月19日から21日まで北京で開催された第6回6カ国協議の第1セッションが、マカオの銀行、バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北韓関連資金の問題で休会してから、4カ月ぶりに開かれた。 この会合では、第1セッションで論議できなかった核施設の無能力化や北韓による核計画の申告について論議され、北韓の核施設の無能力化と核計画の誠実な申告を再確認するとともに、重油95万トン相当の経済・エネルギー支援を北韓に提供すること、すべての参加国が義務を履行すること、それぞれの作業部会を8月末までに開催すること、9月初めに6カ国協議第2セッションを開催することなどで合意した。 非公式の会議だったので、議長声明ではなく、報道発表文を発表した。
BDAの北韓関連資金問題を解決するのに予想以上に時間がかかり、休会期間も長くなった。 首席代表会合で6カ国協議再開の日程を決め、さらに6カ国外相会談の開催にも合意するなど、それなりの進展を成し遂げたと言える。北韓が協議の進展を妨げるような新しい要求を出さなかったことも注目される。