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特別番組

1. 尹錫悦大統領が就任、5年ぶりに保守政権

2022-12-31



5月10日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が就任し、5年ぶりに保守政権が発足しました。
尹錫悦氏は検察一筋で、国会議員だけでなく地方議員も経験したことがない「政治経験ゼロ」という異例の経歴を持ち、検事総長を退任した後、大統領選挙出馬を宣言しました。
権威主義に陥ることなく、国民と対話し、共に呼吸すると強調していた尹錫悦氏は、就任後、大統領府青瓦台こそ権威主義の象徴だとして、大統領府の名称を大統領室に改め、大統領執務室を青瓦台からソウル市内の国防部庁舎に移転、1階に記者室を置いて出勤時にぶら下がり取材に応じるなど、意見交換と対話を重視する姿勢をアピールしました。
尹錫悦政権は、「自由と連帯の価値同盟」を強調し、グローバルサプライチェーンの構築に積極的に取り組むなど、経済安全保障に注力し、アメリカや日本との連帯を強めることに力を注ぎました。
北韓政策については、北韓が非核化に動き出せば相応のインセンティブを提供するといういわゆる「大胆な構想」を提案しましたが、北韓が9月の最高人民会議で核兵器の使用条件などを定めた「核兵器政策」に関する法令を採択すると、韓米の拡大抑止の強化を前面に打ち出して北韓を牽制するなど、強い姿勢を維持しました。
5月21日には、韓国を訪れたアメリカのバイデン大統領と初めての首脳会談を行い、韓半島の完全な非核化という共通の目標を再確認するとともに、連携を強化することで合意しました。
一方で、冷え込んでいる日本との関係改善にも積極的に取り組み、11月には訪問先のカンボジアのプノンペンで岸田文雄首相と首脳会談を開催しました。正式な韓日首脳会談はおよそ3年ぶりでした。
両首脳は、北韓による相次ぐ弾道ミサイル発射について、国際社会の平和と安定を脅かす重大な挑発行為として強く非難し、北韓の非核化を実現するための協力を確認しました。
国内の主要政策としては、労働・年金・教育を3大改革課題として掲げ、一方で財政の健全性を高めるために政府支出の調整を進めるとともに、民間主導の経済成長を重視する政策への転換を進めています。

Photo : YONHAP News

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