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特別番組

6. クーデター主導の元大統領、相次いで死去

2021-12-31



1979年、軍のクーデターを主導した全斗煥元大統領と盧泰愚元大統領がことし相次いで死去しました。1980年代の軍事政権と民主化へ向かう激変期に大統領を務めた2人ですが、10月25日に盧泰愚元大統領が死去したのに続き、その1か月も経たない11月23日、今度は全斗煥元大統領も死去しました。
2人は陸軍士官学校の同期生で、1979年10月の朴正熙大統領の暗殺事件後、クーデターを主導し、実権を握りました。
2人の元大統領は退任後、内乱陰謀罪や不正蓄財などの罪で起訴され、投獄されましたが、1997年に特別赦免で釈放されました。
盧泰愚元大統領は、大統領直接選挙制度の導入、韓国と北韓の国連同時加盟、ソ連や中国といった共産圏国家との国交樹立などの功績を残し、生前、息子を通じて過去の過ちを謝罪したこともあって、葬儀は国家葬で営まれました。
一方、全斗煥元大統領は、プロ野球の創設や経済成長などに功績があったものの、言論弾圧や労働運動の弾圧など強権的な統治を行い、光州民主化運動の武力鎮圧、各種の不正に関わったことが批判されました。しかし、こうした過去に最後まで謝罪しなかったため、葬儀は盧泰愚元大統領とは違い、国家葬ではなく家族葬で営まれました。

Photo : YONHAP News

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