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特別番組

7. 実用主義・現実主義のMZ世代が急浮上

2021-12-31



実用主義と現実主義を重んじるMZ世代が、ことしは注目されました。
「M世代」とは1981年から1990年代前半に生まれた「ミレニアル世代」のこと、「Z世代」は1990年代後半から2010年の間に生まれた世代の総称です。
M世代とZ世代は、どちらもインターネットやモバイルが普及した環境で育った世代で、デジタルネイティブとも呼ばれ、ソーシャルメディアに積極的に参加するという特徴があります。
20~30代のMZ世代は、住宅価格の高騰や低い就業率といった過酷な現実に直面しているため、成長重視の環境で生きてきた以前の世代とは違って、実用主義と現実主義、公正と正義をより重視します。
MZ世代のこうした価値観は社会にいろいろな変化をもたらしました。
MZ世代は、モバイルを積極的に利用し、最新トレンドや他人とは異なる経験を追求する特徴があります。
また、インスタグラム、ツイッター、ユーチューブなどのSNSを活用し、経済にも大きな影響力を及ぼす消費者とされていています。
MZ世代は政治にも影響を及ぼしています。
MZ世代は保守か進歩かの単純な区分けではなく、実用主義と現実主義にのっとって票を投じる傾向があり、ことし4月の補欠選挙で与党が惨敗したのはMZ世代の影響ともされています。
最大野党「国民の力」の党代表に30代の李俊錫(イ・ジュンソク)氏が選ばれたのもMZ世代の影響が大きかったされています。
MZ世代は政治への関心も高く、来年3月に予定されている大統領選挙でも、MZ世代の票が選挙の結果に決定的な影響を及ぼすのではないかとみられています。

Photo : Getty Images Bank

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