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保守政党の部分的統合 政界再編につながるか

ニュース2017-11-07
保守政党の部分的統合 政界再編につながるか

野党「正しい政党」の議員9人が6日、離党手続きに入るとともに、第1野党の「自由韓国党」に再び入党することを宣言したことで、保守系の野党を中心とする政界再編につながるか注目が集まっています。
「正しい政党」は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領とその親友、崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事件をきっかけに、「代案となる保守政党」を掲げて「自由韓国党」から分党し、ことし1月に発足しました。
しかし、今回、議員9人が離党したことで、議席数が20議席から11議席に減り、日本の院内会派に相当する院内交渉団体の地位を失いました。
「自由韓国党」は、この9人が入党すれば、116議席になります。
一方、121議席の与党「ともに民主党」は、「正しい政党」の残り11人の議員のうち、6人以上がさらに離党し、「自由韓国党」に合流する場合、第1党の地位が危うくなります。
こうしたなか、40議席の「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表と「正しい政党」の劉承旼(ユ・スンミン)議員が手を携える「中道統合論」も浮上していますが、こうした連帯が行われる場合、「国民の党」内で反発する議員らが「ともに民主党」に移る可能性も出ています。
そうなれば、巨大な保守系の野党と巨大な革新系の与党、そして国民の党と正しい政党が統合した中道系政党の三つ巴の構図が形成されることになります。
今回、保守系政党の部分的な統合が行われたことで、今後、さらなる政界再編につながるかどうかに関心が集まっています。

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