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文在寅大統領 非核化の具体的な方法論にも言及
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日のオリンピック閉会式の前に北韓の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長と会談しましたが、その席で非核化に向けた具体的な方法についても言及したことが分かりました。 大統領府青瓦台の関係者によりますと、文大統領は、25日に行われた北韓の金英哲党副委員長との会談で、韓半島の非核化の必要性を強調するとともに、非核化に向けた具体的なロードマップについて言及し、金英哲氏は、真摯に聞き入っていたということです。 具体的な内容は明らかになっていませんが、核・ミサイル開発を中止し、「行動対行動」の原則にもとづいて進展を図っていくことを提案したものとみられています。 一方、北韓の代表団は26日、青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長や趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官と昼食会を兼ねた会談を行いました。 昼食会はおよそ2時間にわたって行われ、韓国側からは鄭義溶国家安保室長、趙明均統一部長官、北韓の核問題をめぐる6か国協議の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島平和交渉本部長などが、北韓側からは金英哲党副委員長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長などが出席しました。 会談で、金英哲党副委員長は、「対話のドアは開かれている」と述べ、アメリカと対話する意思があると繰り返し表明しました。 北韓の代表団は26日、国家情報院の徐薰(ソ・フン)院長とも個別に会談しました。会談では、非核化に関する具体的な議論が行われたものとみられています。 北韓の代表団は2泊3日間の日程を終え、27日に北韓に戻る予定です。 一方、文大統領は、近くアメリカのトランプ大統領と電話で会談し、オリンピック期間中に行われた南北間の議論の内容を説明し、米朝対話に向けた調整に乗り出すものとみられます。
2018-02-27

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イバンカ氏 「また来る日が待ち遠しい」
アメリカの代表団として平昌オリンピックの閉会式に参加したトランプ大統領の長女、イバンカ大統領補佐官が韓国での4日間の日程を終えて帰国しました。 イバンカ氏は26日、仁川国際空港で記者団に、「歓待に感謝する」としたうえで、「素晴らしい韓国訪問だった。また韓国に来る日が待ち遠しい」と述べました。 ただ、北韓の代表団が「アメリカと対話を行う用意がある」と発言したことについては言及しませんでした。 イバンカ氏は25日のアメリカNBCテレビのインタビューでは、「最大の圧力」をかけるのはアメリカ政府の方針だとしたうえで、同盟国の韓国との連携を確認することが重要だと強調しました。
2018-02-26

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閉会式 EXOら人気K-POPスター登場
25日夜に行われた平昌オリンピックの閉会式にK-POPグループのEXOやラッパーのCLらが登場し、話題になりました。 閉会式は「The Next Wave」をテーマに「伝統」と「先端」の融合にチャレンジした舞台となり、時代と世代、時間と空間を越えてすべてのものが調和するという平和のメッセージを伝えました。 「熱情の歌」をテーマに行われた祝賀公演の舞台には、ボーイズグループのEXOとアイドルグループ2NE1の元メンバーCLが登場してK-POPの魅力を存分に披露しました。 EXOとCLは公演が終わったあと、文在寅大統領とトランプ大統領の娘のイヴァンカ大統領補佐官に会い、握手を交わしました。
2018-02-26

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五輪閉幕 競技場活用が課題に
平昌冬季オリンピックは終わりましたが、今後の競技場の活用が課題になっています。 フィギュアスケートの競技が行われた江陵アイスアリーナ1340億ウォン、開会式が行われたオリンピックプラザ940億ウォンなど、13カ所の競技場を建設するのに9876億ウォンがかかりました。 建設費が過去4回の冬季オリンピックの競技場建設費平均3兆ウォンの3分の1程度で済んだのは、既存の競技場を改築または補修して使用したためです。 開会式が行われたオリンピックプラザは撤去する予定です。 風が強い地域にもかかわらず屋根がないことから実用性が低く、維持費が高いという判断からです。 残りの競技場は今後も使用することにしていますが、年間の維持費は310億ウォンと予想されるのに対して、競技場使用による収益は170億ウォン程度にとどまるものと予想され、赤字運営が避けられない見通しです。
2018-02-26

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熱戦終わらず 来月9日パラリンピック開会式
平昌冬季オリンピックは終わりましたが、熱い戦いは終わっていません。 平昌では来月9日からパラリンピック大会が始まります。 パラリンピックは国際パラリンピック委員会が主催する身体障害者を対象とした国際スポーツ大会で、オリンピック開催地で開催されます。 平昌パラリンピックは来月9日から10日間の日程で開催され、50余りの国と地域から1500人余りの選手が参加します。 韓国からは36選手が参加、メダル獲得ランキング10位以内を目指しています。 韓国はノルディックスキーとアイスホッケーでメダルが有力視されています。 一方、北韓からはノルディックスキーに選手2人が参加する予定で、パラリンピック史上初めて開会式で南北合同入場行進が実現するかにも関心が寄せられています。
2018-02-26

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平昌、「一つになった情熱」で平和を発信する
2月9日。第23回平昌冬季オリンピックの開会式。非武装地帯からわずか80キロ離れた平昌で、オリンピックという大きな平和の歩みが始まりました。 北韓が参加した今大会で、世界の人々から最も大きな関心を集めたのはアイスホッケー女子の南北合同チームでした。 オリンピック史上、初めて結成された南北合同チームは、韓国選手23人と北韓選手12人の合わせて35人。長い間、オリンピックに向けて訓練に励んできた韓国選手の出場機会が減ることや、急に結成された合同チームのチームワークを心配する声が上がりました。しかし、南北合同チームに対する不安のまなざしは、次第に応援と期待のまなざしへと変わっていきました。 2月10日に行われたスイス戦と12日に行われたスウェーデン戦。いずれも合同チームが完敗しましたが、試合直後、南北合同チームの選手たちは観客席に向かって挨拶し、観客は、大きな拍手を送って選手たちを励ましました。 そして、2月14日に行われた日本との1次リーグ最終戦。合同チームのパク・ユンジョンからのパスを受け、ヒス・グリフィンが日本選手を抜いて、歴史的な最初の得点をあげました。南北の選手たちは、抱き合って喜び、スタンドは興奮のるつぼと化しました。日本戦の結果は1対4。惜しくも負けましたが、大きな感動を与えた試合でした。 その後の5位決定戦、7位決定戦を合わせた5試合で合計2得点、28失点。今大会での合同チームの成績です。しかし、一つのチームとしてベストを尽くした合同チームに、人々は惜しみなく応援を送りました。 そして、25日、分断国家で繰り広げられ、真の「平和オリンピック」となった平昌冬季オリンピックが閉幕しました。 平昌オリンピックへの北韓の参加、南北合同チームの結成と熱い応援。これらは、南北関係の改善、ひいては世界の平和において大きな意味を持つ出来事として記憶されるに違いありません。 (Photo : Yonhap)
2018-02-26

平昌五輪閉幕特集

選手団、応援団 26日に北韓へ
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに参加していた北韓の選手団は、閉会式の翌日の26日、北韓に戻りました。 統一部によりますと、平昌オリンピックに参加するため韓国入りしていた北韓の選手団45人や北韓オリンピック委員会の関係者4人、記者団21人、応援団229人の合わせて299人は、26日、陸路で北韓に戻ったということです。 しかし、北韓選手団の一員として韓国を訪れていた朝鮮総連の関係者1人は、一人で日本に戻るといことです。 今回の平昌オリンピックで、北韓からは、クロスカントリースキー女子、フィギュアスケートのペア、ボブスレー女子、アルペンスキー男子、ショートトラック男子の5つの種目に22人の選手が出場しました。 一方、25日に韓国入りした北韓の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党中央委員会副委員長率いる北韓高位級代表団8人は、27日まで韓国に滞在する予定です。
2018-02-26

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平昌五輪、閉会式へ
韓国で開かれていた平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックは、25日夜、オリンピックスタジアムで閉会式が行われ、17日間にわたった大会の幕を閉じます。 冬の祭典を締めくくる閉会式は、チャレンジ精神を意味する「未来の波」をテーマに、各国選手団をはじめ、ボランティアと観客が一つになり別れのパーティーをする形で行われます。 閉会式は各国の選手たちは国ごとでなく自由にスタジアムに入場します。 そして開会式に登場した、江原道の5人の子どもたちのその後の冒険話が、冬のおとぎ話のように演出されるほか、人気アイドルグループのEXOや、元2NE1のCLさんのKPOPステージも設けられます。 また開会式で好評だったドローン・ショーも再び、平昌の夜空を彩る予定です。 そして、オリンピック旗が次の4年後、2022年開催地の北京市へ引き渡されます。 これに合わせて、中国の世界的映画監督、チャン・イーモウが演出を手がけたショーが披露されます。 今回の平昌大会には、冬季オリンピック史上最も多い92の国と地域から、2920人の選手が参加していて、韓国はこれまででもっとも多い220人の選手団で臨み、金銀銅合わせて17のメダルを獲得して、総合7位でした。
2018-02-25

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ボブスレー4人乗りで銀メダル アジアで初めて
平昌オリンピック最終日の25日、ボブスレー4人乗りで、韓国チームが念願の銀メダルを獲得しました。 ボブスレー4人乗りは、24日と25日に1回戦から4回戦が行われ、韓国のウォン・ユンジョン(33)、ジョン・チョンリン(29)、ソ・ヨンウン(27)、キム・ドンヒョン(31)のチームが出場し、合計3分16秒38で、29チーム中、ドイツと2位タイとなりました。 1位もドイツの別のチームでした。 韓国はボブスレー2人乗りでは今大会6位でした。 韓国ボブスレーは2010年のバンクーバー大会で4人乗りでオリンピックに初出場し、今回初のメダル獲得でした。 今大会、韓国はソリ競技のひとつ、スケルトン男子でユン・ソンビンがアジア勢初の金メダルを獲得しており、今回ボブスレーでもメダルを獲得する快挙を成し遂げました。
2018-02-25

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カーリング女子は惜しくも銀
平昌オリンピック最終日の25日、カーリング女子の決勝が行われ、韓国はスウェーデンに敗れて惜しくも銀メダルとなりました。 アジア勢初の決勝進出となった世界ランキンク8位の韓国は、5位のスウェーデンと対戦し、3対8で敗れ、悲願の金メダル獲得はなりませんでした。 しかしカーリングでのメダル獲得は初めてのことです。 スウェーデンは2006年のトリノ大会、2010年のバンクーバー大会に続く3つ目の金メダルとなりました。
2018-02-25

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