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北韓代表団が韓国入り 五輪閉会式に出席へ
北韓の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長 を団長とする高位級代表団が25日午前、平昌オリンピックの閉会式に出席するため、京畿道汶山(ムンサン)を通る陸路で韓国入りしました。 金英哲氏は、2010年に西の海、西海で起きた、北韓による韓国海軍の哨戒艦沈没事件を主導した人物とみられており、事件で犠牲となった兵士の遺族らが強く反発しています。 汶山では最大野党の自由韓国党や保守系団体のメンバーら数百人が、北韓の代表団を乗せた車が通る予定だった道路で抗議集会を開いたため、代表団は別のルートでソウルに向かいました。 金英哲氏は、25日夜の閉会式前にも文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会うものとみられています。 またアメリカのトランプ大統領の長女、イバンカ補佐官らアメリカ代表団と接触するかどうかが注目されています。
2018-02-25

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平昌冬季オリンピック閉幕
第23回冬季オリンピック平昌大会は25日夜、平昌オリンピックスタジアムで閉会式が行われ、17日間の幕を閉じます。 平昌冬季オリンピックには92の国と地域から2920選手が参加、冬季オリンピック史上最も多い国と地域、選手が参加した大会となりました。 平昌冬季オリンピックは9~25日まで17日間、韓国東部の平昌(ピョンチャン)、江陵(カンヌン)、旌善(チョンソン)で前回より四つ多い102種目でメダルが争われ、二つの世界記録、15のオリンピック記録が更新されました。 マレーシア、シンガポール、エクアドル、エリトリア、コソボ、ナイジェリアの6カ国が冬季オリンピックに初めて参加し、女性の選手の割合が42%と過去最多だったのも今大会の特徴の一つです。 大会運営も大きな問題はありませんでした。 強風でスキーの競技日程が一部変更されたほかはすべての日程が予定通り順調に進みました。 安全の面でも高い評価を受けました。 競技場周辺には延べ25万8274人の警察官が配置され、犯罪及びテロ対策に努め、競技場を訪れた人たちは安心して観戦することができました。 当初懸念されていたチケットの販売率は98%に上り、興行の面でも成功したとされています。 開催国の韓国は過去最多の146人の選手が参加、金メダル5個、銀メダル8個、銅メダル4個、合わせて17個、過去最多のメダルを獲得し、メダル獲得ランキング7位の成績を収めました。 ショートトラックで金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル2個を獲得、スピードスケートでは金メダル1個、銀メダル4個、銅メダル2個を獲得しました。 男子スケルトンはユン・ソンビン選手がアジアの選手としては初めて金メダルを獲得しました。 カーリング女子、ボブスレー男子4人乗り、スノーボード男子パラレル大回転の銀メダルはそれぞれの競技で韓国としては初めてのメダル獲得でした。 カーリング女子は韓国ではまだ馴染みの薄い競技で、2回目のオリンピック参加で獲得した予想外のメダルでした。 ボブスレー男子4人乗りは韓国だけでなくアジアの選手としては初めてのメダル獲得です。 スノーボード男子パラレル大回転も韓国としてはこの競技で初めてのメダル獲得でした。 韓国は当初、金メダル8個、銀メダル4個、銅メダル8個、メダル獲得ランキング4位を目指していました。 当初の目標には及びませんでしたが、五つの競技で初めてメダルを獲得するなど、目標を上回る意味ある結果を残したと評されています。 平昌冬季オリンピックは「平和オリンピック」としても注目されました。 大会直前に北韓がオリンピック参加を表明し、開会式では南北の選手が合同入場しましたし、女子アイスホッケーは南北合同チームを結成して参加しました。 また、オリンピックを契機に北韓の応援団や芸術団が韓国を訪れ、南北のスキー選手が北韓のスキー場で合同練習をしました。 平昌冬季オリンピックは韓半島の平和定着に向けた礎石になるだろうとの指摘もあります。
2018-02-25

今週のキーワード

イ・スンフンが金、キム・ボルムが銀 新種目のマススタート
平昌冬季オリンピック16日目の24日、今大会新種目となったスピードスケートのマススケートで、韓国は男子のイ・スンフン(29)が金メダル、女子のキム・ボルム(25)が 銀メダルを獲得しました。 まず、男子マススタートで韓国は、イ・スンフンとチョン・ジンソクが決勝に進み、イ・スンフンが1位でゴールして金メダルを獲得し、初代チャンピオンとなりました。 イ・スンフンは、今大会で男子チームパシュートの銀メダルに続き、2個目のメダルとなりました。 これに先立って行われた、女子マススタートでは、キム・ボルムが、日本の高木菜那に続いて2位でゴールし、銀メダルを獲得しました。 これで韓国は金メダル5個、銀メダル6個、銅メダル4個で、総合順位7位となりました。
2018-02-24

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イ・サンホが銀メダル スノボ男子パラレル大回転
平昌オリンピック16日目の24日、スノーボード男子パラレル大回転の決勝が行われ、韓国のイ・サンホ(23)が銀メダルを獲得しました。 イ・サンホは、スイスのネビン・ガルマリーニに0.43秒遅れ、準優勝となりました。 韓国は1960年のアメリカのスコーバレー大会に、スキー競技で初めてオリンピック出場しましたが、スキー競技として58年ぶりのメダル獲得となります。 イ・サンホは、去年3月のワールドカップで銀メダルを獲得し、韓国スキー初のワールドカップメダリストになっていました。
2018-02-24

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1・2回戦で韓国が2位 ボブスレー4人乗り
平昌オリンピック16日目の24日、ボブスレー4人乗りの1回戦と2回戦が行われ、韓国チームは2位となって、25日に、この種目オリンピック初のメダル獲得に挑みます。 24日午前、平昌スライディングセンターで行われた、ボブスレー4人乗りの1回戦と2回戦には、韓国のウォン・ユンジョン(33)、ジョン・チョンリン(29)、ソ・ヨンウン(27)、キム・ドンヒョン(31)が出場し、合計1分37秒84で、29チーム中2位となりました。 1位と3位はいずれもドイツのチームでした。 韓国は25日午前に行われる3回戦と4回戦に臨み、この種目での念願のオリンピック初メダルを狙います。
2018-02-24

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金英哲氏来韓 韓国政府が国民に理解求める
北韓が平昌オリンピックの閉会式に金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長を派遣することにし、韓国政府がこれを受け入れたことについて、政府は国民に理解を求めました。 金英哲氏は、2010年に西の海、西海で起きた、北韓による韓国海軍の哨戒艦沈没事件を主導したとみられており、遺族らは受け入れ撤回を要求する声明を発表するなど、強く反発しています。 これに対して統一部は23日、メディアなどにこの問題についての説明資料を配りました。 それによりますと、2010年5月、韓国軍と民間の合同調査団が、哨戒艦沈没事件は北韓の魚雷攻撃だったと断定したことについて、改めて「明白な北韓の軍事的挑発だった」と認める一方、この事件は金英哲氏が主導したとは特定されていないとしたうえ、金英哲氏は南北関係改善と非核化問題を協議するための責任ある人物だとしています。 そして韓国の国民に対して大局的で未来志向の観点から理解を求めています。
2018-02-24

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カーリング女子 日本破り決勝進出
平昌オリンピック15日目の23日夜、カーリング女子の準決勝が行われ、韓国が 日本を8対7で破って、決勝に進みました。 韓国は、予選リーグの試合でほとんど連勝していますが、唯一、日本には負けていました。 今大会2度目となった韓日対決、世界ランキング8位の韓国は、4位の日本を相手に接戦を繰り広げた結果、延長の末、1点差で勝ちました。 韓国は金メダルをかけて、25日午前、スウェーデンと対戦します。
2018-02-23

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キム・テユンが銅メダル スピードスケート男子1000m
平昌オリンピック15日目の23日夜、スピードスケートの男子1000メートル決勝が行われ、韓国のキム・テユン(24)が銅メダルを獲得しました。 キム・テユンは、全18組中15組目に出場し、自己ベストに近い1分8秒22でゴールして、16組目のオランダのキエルド・ナウシュと、18組目のノルウェーのホーバルト・ロレンツェンの記録に続き、3位となりました。 韓国がこの種目でメダルとったのは、92年のアルベールビル大会で銀メダル、2010年のバンクーバー大会での銀メダルに続き、3回目です。 キム・テユンは前回のソチ大会にオリンピック初出場し、1000メートルで、1分10秒81で30位でしたが、今回記録を大きく更新しました。 これで韓国は金メダル4個、銀メダル4個、銅メダル4個となりました。
2018-02-23

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ショートトラック最終日 韓国は金メダル獲得ならず
ゴールデン・デイと名付けられ、あわよくば金メダル3つ、運が味方しなくても金メダル1つは取れるであろうと期待され行われた22日、蓋を開けてみると、期待を大きく下回る結果となりました。 韓国のショートトラック男女代表チームは、22日、江陵(カンヌン)アイスアリーナで行われた、男子500メートル、女子1000メートル、男子5000メートルリレーの3種目で金メダル獲得に挑みましたが、結果は、男子500メートルで銀メダル1個と銅メダル1個にとどまりました。 ショートトラック女子1000メートルはレース終盤に韓国の選手2人が接触して転倒するという最悪の事態となりました。 また男子5000メートルリレーでも25周を残した状況でイム・ヒョジュン選手が転倒し、最下位に落ちました。 「私たちは心を合わせて頑張ったのですが、結果は出せませんでした。 オリンピックでのメダルは天から授かるものだと思っています。 努力したのに比べて良い結果が出せたとは言えませんが、全てを受け入れます。 この様な盛大な声援を受けながら、自国で開催されたオリンピックに出れたことを 光栄に思います。(男子5000メートルリレーのキム・ドギョン選手のインタビュー)」 不運の中で最善を尽くした選手たちに拍手をお送りします。 (Photo : Yonhap)
2018-02-23

平昌オリンピック便り

イバンカ氏が23日に来韓 文大統領と夕食会
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、平昌(ピョンャン)冬季オリンピック閉会式に出席するアメリカ政府代表団の団長として23日に韓国入りしたアメリカのトランプ大統領の長女、イバンカ大統領補佐官と大統領府青瓦台で夕食を共にします。 夕食会をめぐっては、最近注目される米朝対話などについてイバンカ氏がトランプ大統領のメッセージを伝えるかどうかが大きな関心を集めています。 また、韓米間ではアメリカによる鉄鋼輸入制限の動きなど通商摩擦の懸念が高まっており、これについて意見が交わされるかどうかも注目されています。 青瓦台は、夕食会を貴賓の接待に用いる韓国伝統家屋の常春斎で行うなど、イバンカ氏を手厚くもてなすということです。 イバンカ氏は23日から4日間韓国に滞在する予定で、24、25日には平昌でオリンピック競技を観戦し、閉会式に出席、26日に帰国の途に就く予定です。 一方、アメリカのホワイトハウスは、イバンカ氏は、韓国滞在中に北韓当局者との接触や脱北者と面会する予定はないとしています。
2018-02-23

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