中国当局は12日、北韓の5回目の核実験直後から北韓との国境地域などで放射性物質を監視した結果、放射能の汚染は発生していないと明らかにしました。
中国メディアの中国新聞網は12日、中国の環境保護部が9日から11日まで、北韓と国境を接する東北地域や周辺地域の放射能濃度を測定した結果、異常な兆候は確認されなかったと伝えました。人工放射性物質も検出されなかったということです。
中国は9日、北韓の核実験による人工地震の発生から5分後の、現地時間の午前8時35分から、吉林省、黒龍江省、遼寧省、山東省などで、緊急対応態勢に入り、放射性物質のモニタリングを強化していますが、37の観測所と2台の観測車両による大気の放射能濃度の測定の結果、いずれも正常な範囲内にあったということです。
中国はことし1月に北韓が4回目の核実験を行った直後も放射能汚染が発生したかどうかを調べましたが、汚染はなかったと説明しました。

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