韓米の6か国協議代表 北韓への圧力強化で一致

北韓の核問題をめぐる6か国協議の韓国首席代表を務める金烘均(キム・ホンギュン)韓半島平和交渉本部長とアメリカ代表のソン・キム北韓政策特別代表は13日、ソウルで会談し、北韓に対し、強力な制裁と圧力で対応していくことで一致しました。
会談後の共同記者会見で、金烘均本部長とソン・キム特別代表は、北韓の5回目の核実験に対し、可能なあらゆる手段を用いて北韓に圧力をかけることにしたことを明らかにしました。
金烘均本部長は、「北韓がさらなる挑発を行う可能性は排除できない。国連で可能な限り早期に厳しい措置が取られるよう、最善を尽くしたい」と強調しました。
ソン・キム特別代表は、「同盟国に対するアメリカの安全保障の公約は絶対的なものだ」と強調しました。
両国は、北韓に対する制裁の実効性を高めるためには中国とロシアの協力が不可欠であるという認識で一致し、今後、協力を強化していくことで合意したということです。
北韓の核への対応手段として、韓国で1991年に撤去されたアメリカの戦術核の再配備など核武装論が浮上していることについては、両氏とも否定的な考えを示しました。
金烘均本部長は、「韓国政府としては、非核化政策を維持するという立場に変わりはない」と強調し、ソン・キム特別代表は、「強力な韓米同盟の下で、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム‘サード(THHAD)’の韓国配備を含め、同盟をさらに強化する努力、拡大抑止の提供を含め、アメリカ政府の揺るぎのない公約は十分だと思う」としています。
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