北韓が、さらに3回以上の核実験を実施できる準備をすでに終えたとの指摘が出ました。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のシンクタンク、米韓研究所の関係者が ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿文で明らかにしました。
それによりますと、衛星写真などを分析した結果、北韓東部の豊渓里の核実験場では、さらに3回以上、いつでも核実験を実施できる準備が終わっているということです。
この関係者は追加の核実験の時期について、北韓が1回目の核実験を実施した2006年10月9日からちょうど10年になる、来月9日になる可能性が高いと指摘しました。
また、核弾頭を搭載した弾道ミサイルの実戦配備の時期については、当初予想していた2020年よりも早くなるだろうとの考えを示しました。
さらに、昨今の事態を解決するためには、アメリカの次期政権がこの問題により積極的に取り組んでいく必要があるとしたうえで、制裁も重要だが説得も並行していかなければならないとしました。

[Photo : ]