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韓中ロ外相が電話会談 北韓対応で温度差

ニュース2016-09-16
韓中ロ外相が電話会談 北韓対応で温度差

韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は13日、中国の王毅外相、ロシアのラブロフ外相とそれぞれ電話で会談し、北韓による5回目の核実験に対する対応策を協議しましたが、さらなる制裁強化を求める韓国と、対話を重視すべきとする中国・ロシアの間で温度差がみられました。
韓国外交部は14日、尹炳世外交部長官と中国の王毅外相が13日、電話で会談し、北韓の5回目の核実験に対して国連安保理としての対応を取るという認識で一致したことを明らかにするとともに、王毅外相が「北韓の核・ミサイルの開発に反対するという立場に変わりはない」と述べたと強調しました。
中国外交部は、両国外相の電話会談について、「中国は、国連安保理が北韓の核実験に対し必要な対応をとることに同意するとともに、各国に対して冷静さと抑制を、そして緊張を高めるような行動をしないことを求める」と発表しており、さらなる制裁強化を求める韓国とは、温度差がみられます。
尹炳世長官とロシアのラブロフ外相との電話会談でも、両国の認識の違いがうかがえます。
韓国外交部は、会談後に発表した報道資料で、「ロシアは強力な安保理決議を速やかに採択し、国際社会としての断固たるメッセージを伝える必要があると強調した」と発表しました。
これに対してロシア外務省は、「ロシアは、韓半島の核問題を政治、外交的に解決する以外に代案がないという点を強調した。北東アジアでの非対称的な軍事活動の強化を控え、交渉を再開すべきだ」と述べ、対話を重視する姿勢を示しています。

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