北韓の北東部で今月に入り、記録的な豪雨による大規模な水害が起き、被害が広がっていることを受けて、国連は、支援のための募金運動を始めました。
アメリカの政府系放送「ボイス･オブ･アメリカ」が20日に伝えました。
それによりますと、国連は、水害を被った北韓北東部・咸鏡北道（ハムギョンブクド）の住民60万人を支援するために必要な資金を2820万ドルと見積もり、国際社会を対象にした募金運動を始めたということです。
国連は、食料・栄養関連支援に1190万ドル、保健分野に600万ドル、飲み水の衛生に530万ドル、住居関連支援に480万ドルなどが必要だとしています。
支援活動は、北韓にある6つの国連機関と6つのヨーロッパの非政府機関によって行われます。
北韓に対する支援をめぐっては、最大野党・ともに民主党と野党の国民の党が、北韓の核実験とな関係なく、人道レベルで、北韓に対し水害支援を行うべきだとしているのに対し、与党・セヌリ党は、北韓の核・ミサイル挑発の中止などが前提にならなければならないとしています。

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