北韓では台風10号による洪水に見舞われ、大きな被害が出ているもようです。
平壌駐在の国連の関係者が20日、明らかにしたところによりますと、調査団が北東部、咸鏡北道の茂山郡と延社郡に入り、調査したところ、死者138人、行方不明者400人、被災者は6万9000人に及ぶということです。
中国との国境を流れる豆満江流域の茂山郡と延社郡では最も大きな被害が出ていて、多くの地域が孤立しているということです。
また、ユニセフの関係者は、茂山郡では2万4000人余りが住む場所を失っていて、食料などが不足しており、保健所を訪れる乳幼児の患者は普段の倍を超えていると語りました。
この関係者は、茂山郡では飲み水の供給も中断していて、至急、支援が必要だとしました。

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