北韓 乱数表放送、今年7回目

北韓の海外向けラジオ、平壌(ピョンヤン)放送は、25日、乱数表の放送を行いました。今年に入って7回目の放送です。
平壌放送は、25日午前0時15分、「405ページの87番、360ページの43番」などと、ページ数と番号を組み合わせて5桁の数字を読み上げる内容の放送を3分間放送しました。
平壌放送による乱数表の放送は、かつて韓国に潜んでいる北韓の工作員への連絡手段として使われましたが、2000年6月の南北首脳会談を機に放送は中断していました。
しかし、ことし6月24日、乱数票の放送が16年ぶりに再開し、25日まで合わせて7回放送されています。
韓国の情報当局は、北韓が暗号放送を再開したことについて、緊張感を高めるためのかく乱作戦の可能性があるとしながらも、韓国の軍事施設や産業施設の偵察、脱北者の暗殺などを指令した可能性も排除できないとしています。
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