北韓と長年友好関係を維持してきたウガンダの軍首脳が28日、初めて韓国を訪れました。
韓国軍の関係者によりますと、ウガンダのワマラ国防総長が28日から3泊4日の日程で韓国を訪れ、29日には李淳鎮（イ・スンジン）合同参謀本部議長と会談し、両国の軍事協力の方法について議論する予定だということです。
さらにワマラ総長は、韓民求（ハン・ミング）国防部長官を表敬訪問するものとみられています。
ウガンダ政府はことし5月、朴槿恵大統領がウガンダを訪問した際、北韓との軍事協力を中断すると宣言し、韓国との軍事協力を強化するためのMOU＝了解覚書を締結しています。また、6月にはウガンダ軍の情報責任者を韓国に派遣したほか、今月初めに行われたアジア太平洋地域の多国間の安保対話、ソウル安保対話にも代表団を派遣するなど、韓国との協力への意志を見せてきました。
特に、今回のウガンダ軍首脳の韓国訪問については、北韓が5回目の核実験を行い、国際的に孤立していることを象徴するものだという見解も出ています。
韓国は、北韓が5回目の核実験を実施して以降、北韓制裁への国際協力を強化するため、ウガンダなど北韓友好国を含むアフリカ国家との軍事協力を強化しています。

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