ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

北韓で航空ショー ニュージーランド製航空機が登場

ニュース2016-10-04
北韓で航空ショー ニュージーランド製航空機が登場

ミサイル発射や核実験強行に対する国際社会の批判が続くなか、北韓東部、江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)市の葛麻(カルマ)空港で、先月24日と25日に航空ショーが開催されました。
航空ショーでは、ニュージーランド製の航空機が登場し、北韓が国連安全保障理事会決議に違反して輸入したのではないかとの疑問が出ています。
問題の航空機は、ニュージーランドの航空機メーカー、パシフィック・エアロスペース社が製造した「P-750 XSTOL」で、尾翼に北韓の旗が描かれていました。
「P-750 XSTOL」は、軍事的な用途で使うこともできるため、国連安全保障理事会の決議により、北韓への輸出が禁止されている品目です。
パシフィック・エアロスペース社は、地元のメディアとのインタビューで、「数か月前に中国の企業がP-750 XSTOL1機を購入した」と述べています。
アメリカのワシントンポスト紙は、北韓制裁の抜け穴があることを示す新たな例だと指摘しました。
国連は、北韓による1回目の核実験が行われた2006年に、軍事用途で使うことができる製品を北韓に輸出することを禁止し、ことし3月には、4回目の核実験を受けて、航空機の輸出を全面的に禁止する制裁決議を採択しています。

[Photo : ]

新着ニュース