北韓保健省の幹部 脱北して韓国入り
金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長とその家族専用の医療施設を担当する保健省1局の幹部が先月、脱北し、韓国入りしたことがわかりました。
北韓消息筋によりますと、先月下旬、北京に駐在する北韓代表部所属の幹部が家族とともに北韓大使館から脱出し、亡命を求めて韓国入りし、関係機関の調査を受けているということです。
この幹部は、金正恩委員長とその家族専用の医療施設である平壌烽火(ボンファ)診療所や幹部専用の南山病院などを担当する保健省1局の出身で、韓国の局長級にあたります。
保健省1局は、金正恩委員長の健康に関する機密を担当する、保健省のなかでももっとも重要な部署と言われています。
この幹部の亡命は、先月7月にイギリス駐在の北韓大使館のテ・ヨンホ公使が韓国に亡命して以降、監視が強化されているなかで行われたもので、こうした北韓の高官の相次ぐ亡命で、北韓のエリート層の動揺が本格化しているのではないかという見方が出ています。
外交部の当局者は、核開発に関与した中国企業への制裁などをきっかけに、国際社会による北韓への制裁効果が高まれば、北韓のエリート層の脱北はさらに加速化するとみています。
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