北韓の洪水 北韓駐在ASEAN委員会が支援金

北韓の北東部で先月起きた、記録的な豪雨による大規模な水害が起き、被害が広がっていることを受けて、北韓駐在のASEAN=東南アジア諸国連合委員会が、北韓の水害被災地に支援金を送りました。
北韓の朝鮮中央通信が6日、報じたところによりますと、水害被災地の北韓北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクド)を支援するため、北韓駐在ASEAN委員会の議長を務めるマレーシア大使が、北韓外務省の李吉聖(リ・ギルソン)外務次官に支援金を送ったということです。
支援金の伝達式には、北韓駐在のマレーシア、ベトナム、インドネシア、ラオス、カンボジア大使らが出席したとみられています。
この席で李吉聖外務次官は、ASEAN委員会に感謝の意を伝えたうえで、人道主義に基づいて世界各国と複数の国際機関が北韓への支援に積極的に乗り出していると述べました。
さらに李外務次官は、「アメリカは最近、北韓とアジアの国々の友好関係を妨げ、国際世論を混乱させようと企んでいる。アジアの国々は、敵国の陰謀に振り回されないようにすべきだ」と述べました。
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