米研究所 「北韓核実験場の3本の坑道で動き」

北韓が先月5回目の核実験を実施した豊渓里(プンゲリ)の核実験場で、新たな動きが観測され、新たな核実験の準備が行われる可能性があるという見方がアメリカの研究所によって示されました。
アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の北韓分析サイト「38ノース」は現地時間の6日、北東部・豊渓里にある核実験場の最新の人工衛星画像を公開し、南北と西側の3本の坑道で人や車両などの動きがみられると明らかにしました。
1日に撮影された画像では、5回目の実験が行われたとされる北側坑道の入り口近くにトラックのような大型車両が確認され、大きな幕が駐車場を覆っているほか、何らかの物質が施設の横に置かれています。
西側坑道や南側坑道の周辺でも小型車両や人の集団のようなものが見られるということです。
「38ノース」は、「核実験後のデータ収集である可能性もあるが、新たな実験の準備活動である可能性も排除できない」としています。
一方、大統領府青瓦台は7日、北韓が10月10日の朝鮮労働党創建記念日前後に挑発を行う可能性について、「動向を鋭意注視している」と明らかにしました。
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