国連の安全保障理事会は17日、北韓が15日に「ムスダン」とみられる中距離弾道ミサイルを発射したことを強く非難する報道機関向け声明を全会一致で採択しました。
国連の安保理が、北韓による挑発を非難する声明を採択したのは、ことしに入ってから11回目です。
北韓は15日午後、北西部の平安北道（ピョンアンブクド）亀城（クソン）近郊から、「ムスダン」と推定される中距離弾道ミサイル１発を発射しましたが、発射直後に爆発したものとみられています。
声明は、「北韓の失敗に終わった弾道ミサイル発射を強く非難する。北韓は、国際社会での責務に反した」と批判しました。そのうえで、「状況を注視し、重大な追加措置を取ることで合意した」としています。
声明は、安保理常任理事国であるアメリカが主導したものとみられています。
北韓が1月に行った4回目の核実験後、これまでで最も厳しいとされる北韓制裁決議を採択した安保理は、9月の5回目の核実験を受けて、さらに強力な制裁の採択を推進しています。

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