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米朝非公式接触 北韓は平和協定締結求める

ニュース2016-10-24

アメリカと北韓が21、22の2日間、マレーシアのクアラルンプールで接触したことが分かりました。
接触したのは、1994年の米朝核枠組み合意締結時にアメリカ側の首席代表を務めたガルーチ氏やデトラニ元韓半島和平担当大使ら元高官と、北韓の韓成烈(ハン・ソンリョル)外務次官、チャン・イルフン国連次席大使などです。
接触では、アメリカ側は核開発の中止を求めるアメリカ政府の立場を説明し、北韓側はアメリカとの平和条約締結が核やミサイル開発中止の前提だとの立場を示したと伝えられています。
接触に加わったアメリカの外交専門家、リオン・シーガル氏は、個人的な見解だとしたうえで、部分的に進展があったと述べました。
シーガル氏は、今回の接触について、米朝の政府間対話につなげる可能性を探ることが狙いだったと説明しています。
ということもあって、韓国としてはアメリカの次期政権で米朝間の対話が再開されることに備える必要があるとの指摘が出ています。
アメリカ側の出席者はいずれも北韓の核問題を担当してきた元高官で、また、北韓側出席者は対米外交を担当する高官ということもあって、今後の動きに関心が寄せられていますが、韓国外交部の関係者は今回の接触について、民間レベルの対話であり、アメリカ政府とは関係ないと理解しているとしました。

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