韓国の国民の3人に1人は、南北の統一について、「する必要はない」と考えていることがわかりました。
文化体育観光部が、世論調査会社に依頼してことし6月16日から7月27日まで全国の成人男女5000人を対象に行った「2016年韓国人の意識・価値観調査」の結果によりますと、南北の統一について、「あえてする必要はない」と答えた人は、全体の32.3％に上りました。
これは16.8%だった10年前の調査結果に比べると、2倍近くに増えたものです。
「統一する必要はない」という答えを年齢別にみますと、20代で41.8％、30代で38.3％と、高くなっていました。
また、統一の時期について尋ねたところ、50.8％が、「急ぐ必要はない」と答えました。
「なるべく早く統一しなければならない」と答えた人は、16.9％で、10年前の28％に比べて大きく減りました。
統一の効果としては、「戦争のリスクがなくなる」が35.5％、「国際社会での影響力が増す」が30.5％、「人道的問題が解決する」が17.9％、「経済的により豊かになれる」が16.1％などの順でした。
統一後に予想される困難については、「経済的負担」が28.2%、「価値観の違い」が26.6%、「生活習慣の違い」が16.2%、「政治的混乱」が14.4%、「貧富格差の深刻化」が12%などの順でした。

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